メェーメェー隊日誌

メェーメェー隊日誌

「先生1年生」そろそろ卒業です!

こちらは、初任者の本日2校時目の教室風景です。

 

 

道徳の学習をしていました。

今日のテーマは「友情・信頼」で、友達の良いところに焦点を当てた構成でした。

授業の冒頭で担任は

「ここのところ毎日、みんなの良いところを帰りの会で先生が伝えているよね」

というと、子どもたちは、うなずいていました。

ところどころで友だちと意見交流しながら、授業は進みました。

授業の最後に、担任が

「自分の良いところ、みんなあるよね」

というのに対して、子どもたちは、うなずいたり

「自分だとわからないから、人に言ってもらう」

などの声が発せられたり、柔らかい空気が流れます。

すると担任は、明るいいつもの口調で

「そうか。先生は、みんなに良いところあるって思ってるよ」

と、子供たちに伝えてくれていました。

このようなやり取りを聞き、とても心が温まりました。

 

教員1年目は、1年間を通じて研修を行います。

授業研修はほぼ毎週あり、そのたびに指導案を作成した上で授業を行い、校内指導教官と授業について振り返り考えることで次に役立てていきます。

ほかにも、先輩の授業を見させてもらい各教科等の授業の在り方を学んだり、学校業務についてそれぞれの担当者から研修を受けたりします。

校外に研修を受けに行く機会もあり、そのような時には代わりに授業を行う講師が派遣されています。

初任者のクラスは、誰よりも経験は不足していますが、学級児童は誰よりも自分たちと年齢が近い、元気いっぱいの先生と一年間過ごしてもらうことになります。逆に保護者の皆様には、ご自身と一番年齢の離れている教員と力を合わせていただくことになります。

この一年間、保護者の皆様には、初任者を温かく支え、時に頼ってくださいましたことに、心から感謝申し上げます。

初任者は多くの職員や保護者の皆様、そして子どもたちにも支えられ、頑張りぬいた1年間でした。

そろそろ「先生1年生」は卒業です。来年度へ大きく一歩踏み出してほしいと思います!